
一言で言うと、
横浜市金沢区は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
2011年の東日本大震災では、柴町・福浦の一部で液状化・噴砂が発生しました。道路の段差や地下駐車場の浮き上がり、地盤沈下で、同じ敷地内に約1.5mの高低差が生じた例も報告されています。3分以上の長い揺れと直後の大きな余震が原因とされています。
津波の想定があるエリアなので、避難場所・避難タワーの位置もあわせて確認しておくと安心です。
横浜市金沢区の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
横浜市金沢区の地形と成り立ち
金沢区は、横浜市のなかでも本格的に海に面した区です。区の東半分は東京湾に面した埋立地(福浦・幸浦・並木・柴町・八景島など)で、1974〜1980年ごろに造成されました。海底の粘土層の上に山砂などを入れた地盤とされ、液状化に留意したいエリアです。
西側は丘陵で、平潟湾・侍従川などの低地を持ちます。埋立の臨海部・低地・丘陵と地形が分かれ、住む場所によって注意点が大きく変わります。
▲ 横浜市金沢区周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
2011年の東日本大震災では、柴町・福浦の一部で液状化・噴砂が発生しました。道路の段差や地下駐車場の浮き上がり、地盤沈下で、同じ敷地内に約1.5mの高低差が生じた例も報告されています。3分以上の長い揺れと直後の大きな余震が原因とされています。
金沢区は臨海部で津波の浸水も想定されており、慶長型地震の想定で区内最大の津波高T.P.+4.3m、到達68〜74分とされます(数値は資料により幅があります)。海に近い低地では、避難場所と避難の経路を確かめておくと安心です。
※参考:横浜市 浸水ハザードマップ(金沢区版)。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
横浜市金沢区のハザードマップの見方
金沢区版の浸水ハザードマップ(洪水・内水・高潮)に加え、区の津波ハザードマップと液状化マップがあります。臨海の埋立地は、津波・液状化・高潮が重なりうるエリアとして、複数の地図をあわせて見ておくのがおすすめです。
内陸の平潟湾周辺の低地は浸水に、丘陵の縁は崖地に注意が必要です。同じ金沢区でも埋立の臨海部と丘陵側でリスクの質が変わるので、住む番地でマップを開いて確認しておきましょう。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 横浜市金沢区周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:横浜市 浸水ハザードマップ(金沢区版)/標高は地理院地図で確認できます。
横浜市金沢区で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、横浜市金沢区で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
横浜市金沢区で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は神奈川県による)
神奈川すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
[PR]各商品の価格・在庫・内容・保存年数は時期や販売元により変わります。詳しくは各公式ページでご確認ください。
まとめ|横浜市金沢区の防災は「自分の番地」で確認する

横浜市金沢区は、台地か沿岸の低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。
