
一言で言うと、
厚木市は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
厚木市は、市域の約42%が浸水想定区域にあたるとされ、相模川・中津川ぞいの低地は洪水・浸水のリスクが高いエリアです。2019年の台風19号でも、相模川ぞいが浸水しました。土砂災害の警戒区域・特別警戒区域はあわせて84か所とされます。
住む場所を決める前に、台地か川ぞいの低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
厚木市の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
厚木市の地形と成り立ち
厚木市は、市域の西部に相模川、市内を中津川・小鮎川・玉川が流れ、川ぞいに広い低地が発達します。西部・北部は丘陵・山地で、地形の変化に富みます。
相模川・中津川ぞいの低地と、西部・北部の丘陵・山地とで、リスクが大きく変わります。川ぞいは洪水・内水、丘陵・山地の縁は土砂災害に注意したいエリアです。
▲ 厚木市周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
厚木市は、市域の約42%が浸水想定区域にあたるとされ、相模川・中津川ぞいの低地は洪水・浸水のリスクが高いエリアです。2019年の台風19号でも、相模川ぞいが浸水しました。土砂災害の警戒区域・特別警戒区域はあわせて84か所とされます。
内陸のため津波・高潮は想定区域外で、市も作成していないと明記しています。1923年の関東大震災では、地盤の軟らかい平塚北部〜厚木南部で全壊率が高かったとされます。
※参考:厚木市 オールハザードマップ。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
厚木市のハザードマップの見方
厚木市は、洪水(相模川・中津川)・内水・土砂災害・震度分布・液状化危険度を収めたオールハザードマップを整備しています(津波・高潮は作成なし)。川ぞいの低地は洪水、丘陵・山地の縁は土砂災害、と地形ごとに見るポイントが分かれます。
津波・高潮の心配はありませんが、市域の約4割が浸水想定という点に注意が必要です。川ぞいの低地は洪水・液状化、西部・北部の丘陵縁は土砂災害を中心に、住む番地でマップを確かめておきましょう。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 厚木市周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:厚木市 オールハザードマップ/標高は地理院地図で確認できます。
厚木市で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、厚木市で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
厚木市で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は神奈川県による)
神奈川すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|厚木市の防災は「自分の番地」で確認する

厚木市は、台地か川ぞいの低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。
