
一言で言うと、
横浜市旭区は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
流域の急速な市街化で雨水がしみこみにくくなり、短時間で川へ集中して流れ込み、川ぞいの住宅地や商店がたびたび水害に見舞われたとされます。対策として、旭区白根から地下トンネルで横浜港へ流す帷子川分水路が整備されました(平成9年完成)。
住む場所を決める前に、台地か川ぞいの低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
横浜市旭区の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
横浜市旭区の地形と成り立ち
旭区は、帷子川の上流域にあたる丘陵地です。帷子川・中堀川などが谷を刻み、二俣川・鶴ヶ峰の市街地と、丘陵の住宅地からなります。海には面していません。
丘の上の住宅地と谷筋の低地とで高低差があり、水のたまりやすさや斜面のリスクが場所によって変わります。
▲ 横浜市旭区周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
流域の急速な市街化で雨水がしみこみにくくなり、短時間で川へ集中して流れ込み、川ぞいの住宅地や商店がたびたび水害に見舞われたとされます。対策として、旭区白根から地下トンネルで横浜港へ流す帷子川分水路が整備されました(平成9年完成)。
海に面していないため津波・高潮は想定区域外です。帷子川・中堀川ぞいの谷底低地の浸水と、丘陵住宅地の斜面・がけ地が主なリスクとなります。
※参考:横浜市 浸水ハザードマップ(旭区版)。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
横浜市旭区のハザードマップの見方
旭区版の浸水ハザードマップ(洪水・内水)と土砂災害ハザードマップで、帷子川・中堀川ぞいの浸水と、丘陵の警戒区域を確認できます。内水は1時間153mmの雨を想定しており、谷筋の低地では水がたまりやすい点に注意が必要です。
内陸のため津波・高潮の心配はありませんが、丘陵の斜面地は土砂災害に留意したいところです。川ぞい低地か丘の上かで注意点が変わるので、住む番地でマップを確かめておきましょう。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 横浜市旭区周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:横浜市 浸水ハザードマップ(旭区版)/標高は地理院地図で確認できます。
横浜市旭区で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、横浜市旭区で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
横浜市旭区で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は神奈川県による)
神奈川すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|横浜市旭区の防災は「自分の番地」で確認する

横浜市旭区は、台地か川ぞいの低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。
