
綾瀬市の支援制度、ざっくり言うと
鉄道駅がない市だけあって、運転免許を返納した方への支援が県内でも群を抜いて手厚いのが綾瀬の特徴です。コミュニティバス片道50回分、路線バスの定額乗車券、交通系ICカードへの5,000円以上のチャージ補助の3本立てです。
木造住宅の耐震改修が3分の2・上限100万円。近隣(大和50万円・座間70万円・海老名90万円)と比べて最も手厚い水準です。
危険ブロック塀は通学路に面していれば撤去も設置も全額(10分の10)補助。撤去20万円+設置30万円で合計上限50万円まで。
浸水防止施設(止水板)の設置助成が上限50万円。近隣4市で止水板の助成があるのは綾瀬だけです。
学校給食費は小学校が実質無償、中学校は半額補助。中学校まで補助が及んでいるのは近隣では綾瀬だけです。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の綾瀬市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、綾瀬市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、綾瀬市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🏚 木造住宅の耐震診断・耐震改修【上限100万円】
耐震診断:診断費用の3分の2以内・上限4万円耐震設計:設計費用の3分の2以内・上限8万円★耐震改修工事:工事費用の3分の2以内・上限100万円工事監理:監理費用の3分の2以内・上限6万円除却(解体):除却費用の3分の2以内・上限30万円耐震シェルター・防災ベッド:設置費用の3分の2以内・上限18万円★対象の拡大:令和8年度から平成12年5月31日以前に建築確認を受けたものまで対象が広がりました条件:個人所有で自ら居住していること(2親等以内も可)。2階建て以下あわせて:委任払い制度が使えるので、いったん全額を立て替える必要がありません窓口:都市計画課(0467-70-5625)
🧱 危険ブロック塀等耐震化補助【通学路なら全額】
★撤去(通学路に面する場合):撤去費(税抜)の10分の10・上限20万円撤去(その他の道路):2分の1・上限20万円★設置(通学路に面する場合):設置費(税抜)の10分の10・上限30万円設置(その他):2分の1・上限30万円★合計:撤去+設置の補助限度額は合計50万円対象:通り抜けできる道路に面していること。市税の滞納がないこと。高さ60cm超のものを40cm以下まで撤去すること注意:市内の施工業者に依頼すること。着手済みのものは対象外です
🌊 浸水防止施設設置助成金【止水板・上限50万円】
助成額:助成対象経費の2分の1・1敷地につき上限50万円★対象:過去に浸水被害を受けた方で、市内にある建築物等を所有または使用している方対象の設備:止水を目的とする施設の設置・購入★ひとこと:近隣の大和市・海老名市・座間市には止水板の助成が見当たらず、綾瀬だけが持っている制度です窓口:下水道課
☀️ 個人住宅用の再エネ・省エネ設備等導入費補助金【3月15日まで】
太陽光:1kWあたり1万円・上限3万円HEMS:1万円エネファーム:5万円/蓄電池 5万円/V2H 5万円★ZEH加算:10万円条件:設備を設置する住宅に住民登録があること。市税の未納がないこと★受付期間:令和8年4月1日〜令和9年3月15日・先着順(予算に達すると終了)共同住宅の場合:共同住宅用の太陽光は1kWあたり1万円・上限10万円の別枠があります窓口:環境保全課(0467-70-5619)
👶 出産・子育ての支援
🍽 学校給食費【小学校は実質無償・中学校は半額補助】
小学校:保護者負担0円(実質無償)。口座振替の手続きも不要と市が明記しています参考(小学校の給食費):完全給食 月5,500円/牛乳除外 月4,400円/牛乳のみ 月1,100円★中学校:半額補助が実施されています参考(中学校の給食費):完全給食 月6,000円/牛乳除外 月4,900円/牛乳のみ 月1,100円★注意:中学校の半額補助後の保護者負担額そのものは、市のページ本文に明示されていません。このページでは推測で金額を出していませんひとこと:中学校まで補助が及んでいるのは近隣では綾瀬だけです公会計化:令和6年4月から給食費は公会計になりました
🏥 こども医療費助成
対象年齢:市の原文で「高校3年生相当(18歳に到達する日以降最初の3月31日まで)の児童の入院と通院」自己負担:保険診療分の医療費自己負担分が、その場で無料になります★所得制限:制度のページ本文には所得制限の記載がありません。別のページに「県の補助事業のため保護者の所得審査を行う」という記述があるため、ここでは有無を断定しません対象外:食事代や保険外の費用は対象になりません
🤱 産後ケア事業
宿泊型:1泊3,000円通所型:1回1,500円訪問型:1回1,000円★免除:生活保護世帯・住民税非課税世帯は無料回数:原則7回(7日)以内対象:生後1年未満の母子で、綾瀬市に住民登録があり、体調不良や育児不安があって家族などの援助が受けられない方窓口:こども家庭センター(0467-77-1133)
🩺 人間ドック助成【非課税世帯は2,000円加算】
40〜69歳:眼底検査なし 10,771円/あり 12,003円70〜74歳:眼底検査なし 12,771円/あり 14,003円★非課税世帯の加算:事前に申請すると2,000円を加算対象:受検の時点で40〜74歳の綾瀬市国保加入者★重要な注意:加算の申請期間は令和8年6月1日〜令和9年3月31日で、受診した後の加算申請はいかなる理由でも受け付けられません。非課税世帯の方は必ず受診前に申請してください
💍 結婚・移住・定住の支援
🚌 高齢者運転免許証自主返納支援事業【3本立て】
①コミュニティバス「かわせみ」:片道50回分の利用補助(発行から2年間有効)②路線バスの定額乗車券:かなちゃん手形(6か月券5,900円・1年券10,800円など)、ほほえみパス(1〜6か月券)の補助③交通系ICカード:5,000円以上の購入・入金に対する補助対象:返納時に綾瀬市に住民登録があり、満65歳以上の方★申請期限:運転免許の取消通知書が交付されてから1年以内★ひとこと:鉄道駅がない市だからこそ、返納後の「足」をここまで手厚く支えています。近隣の大和市・座間市は県の割引特典の案内にとどまっており、差がはっきり出るところです窓口:市民活動推進課(0467-70-5640)
🏭 ものづくり人材就職定住奨励祝金【最大30万円+転入12万円】
奨励祝金:36か月で最大30万円★転入支援金:就職に伴って綾瀬市へ転入した場合、初回申請時に12万円対象:市内で1年以上操業している中小製造業の事業所に、正社員として就職した新規学卒者等条件:市税を完納していること。6か月以上続けて勤務していること申請のタイミング:就職後6〜12か月目、24か月経過後の翌月、36か月経過後の翌月の計3回ひとこと:工業のまちという綾瀬の性格を活かした定住策です
🔎 結婚新生活支援・移住支援金・住宅防音について
結婚新生活支援事業と、一般的な移住支援金は、綾瀬市の公式サイト上で確認できませんでした。定住支援としては、上で紹介した「ものづくり人材就職定住奨励祝金」が該当します。また厚木基地の航空機騒音に対する住宅防音工事は、市ではなく国(防衛省)の事業です。区域の指定(W値)に基づいて実施されるもので、問い合わせ先は南関東防衛局コールセンター(0570-00-6000)になります。市の基地政策課(0467-70-5604)は案内のみです。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🚗 運転免許を返そうか迷っている方
・コミュニティバス「かわせみ」片道50回分の利用補助(2年間有効)・路線バスの定額乗車券(かなちゃん手形・ほほえみパス)の補助・交通系ICカードへの5,000円以上のチャージ補助。満65歳以上・返納から1年以内
🏚 昭和・平成初期に建った家に住んでいる人
・耐震改修は3分の2・上限100万円(近隣で最も手厚い水準)・令和8年度から平成12年5月31日以前の建築まで対象が広がりました・委任払い制度があるので、全額を立て替える必要がありません
🧱 通学路沿いにブロック塀がある人
・撤去は全額(10分の10)・上限20万円・設置も全額・上限30万円で、合計50万円まで・市内の施工業者に依頼することが条件です
🌊 過去に浸水被害を受けた人
・浸水防止施設(止水板)設置助成金 上限50万円(対象経費の2分の1)・近隣4市で止水板の助成があるのは綾瀬だけです・「過去に浸水被害を受けた」ことが条件になります
👶 小中学生のいるご家庭
・小学校の給食費は実質無償(口座振替の手続きも不要)・中学校も半額補助。中学校まで補助が及ぶのは近隣で綾瀬だけです・こども医療費は高校3年生相当の年齢まで、その場で自己負担なし
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①「予算がなくなり次第終了」の制度がある
省エネ設備の補助や住宅系の支援は、年度ごとに予算の枠が決まっています。人気の制度は年度の途中で受付が終わることもあるので、早めの確認・申請が安心です。
📄 ②「工事や契約の前」に申請が必要なことが多い
リフォームや設備の導入、耐震診断・改修は、契約や着工の前に申請(や事前相談)が必要なケースがよくあります。動き出す前に、対象になるか・申請の順番はどうかを必ず確認しましょう。
🔗 ③ 最新情報は必ず公式ページで
金額・対象・期間は年度ごとに変わります。このページはあくまで入り口として使い、申請時は各制度の公式ページや担当窓口で最新の内容を確認してください。
まとめ|綾瀬市の補助金は「使えるものを知る」ことから
綾瀬市の補助金で最も特徴的なのは、運転免許返納後の「足」を支える仕組みです。コミュニティバス片道50回分、路線バスの定額乗車券、そして交通系ICカードへの5,000円以上のチャージ補助。この3本立ては県内でも群を抜いています。鉄道駅がない市だからこそ、免許を返したあとの移動をここまで真剣に支えているのだと思います。近隣の大和市や座間市は県の割引特典の案内にとどまっているので、ここははっきり差がつきます。
住宅系も手厚く、木造住宅の耐震改修は3分の2・上限100万円。大和50万円、座間70万円、海老名90万円と比べて最も大きい額です。しかも令和8年度から対象が平成12年5月31日以前の建築まで広がりました。委任払い制度があるので、工事費を全額立て替える必要がないのも実務的に助かるところです。
通学路に面したブロック塀は、撤去も設置も全額補助という思い切った設計になっています。撤去20万円+設置30万円で合計50万円まで。子どもの通学路の安全を、所有者に負担をかけずに進めようという意図がはっきり出ています。
もうひとつ、近隣にはない制度が浸水防止施設(止水板)の設置助成です。対象経費の2分の1で上限50万円。ただし「過去に浸水被害を受けた」ことが条件なので、予防的に付けたいというだけでは使えません。
学校給食費は小学校が実質無償で、中学校も半額補助。中学校まで補助が及んでいるのは近隣では綾瀬だけです。ただし半額補助後の保護者負担額そのものは市のサイトに書かれていないので、このページでは金額を出していません。
金額や受付期間は年度ごとに変わります。このページは入り口として使っていただき、申請するときは必ず各制度の公式ページで最新の内容を確認してください。
