
逗子市の支援制度、ざっくり言うと
学校給食費は小学校が令和8年度から完全無償(市の言葉で「負担なし」)、一方中学校は月額6,960円。小中の差がはっきりしています。
高齢者の補聴器購入助成が上限30,000円。近隣の三浦市には同じ制度が見当たらず、逗子の福祉の厚さが出ているところです。
運転免許を自主返納した方には、ふれあいパスの購入費を7,000円助成(市民税非課税の方は4,000円)。返納支援を交通費助成に組み込んだ形です。
空き家流通促進補助モデル事業は最大70万円。「売却前に必要になった費用」をここまで見る市は多くありません。
一方で結婚新生活支援事業も移住支援金も、市の公式サイトでは見つかりませんでした。小規模な市ならではの手厚さは、子育てと高齢者福祉のほうに出ています。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の逗子市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、逗子市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、逗子市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🏘 空き家流通促進補助モデル事業【最大70万円】
補助額:かかった費用(最大70万円)対象:1年以上空き家になっている居住用の建物で、空き家アドバイザー派遣制度を利用したもの対象者:所有者・相続人など。市税の滞納がないこと★注意:市のページには受付期限が「令和8年6月30日まで」と書かれたままですが、「その後も予算の範囲内で継続受付予定」ともあります。今の受付状況はページから読み取れないので、まちづくり景観課(046-872-8124)に確認してくださいひとこと:「売る前にかかった費用」を見てくれる設計は、他市であまり見かけません
🏚 木造住宅の耐震診断・耐震補強工事
簡易耐震診断:費用2万円のうち1万5千円を補助一般耐震診断:費用7万円のうち4万円を補助耐震補強工事:費用の2分の1(上限50万円)耐震シェルター等:費用の2分の1(上限25万円)対象:1981年5月31日以前に建築確認・着工した2階建て以下の戸建木造。市内在住の所有者で市税の滞納がないこと注意:契約前の事前相談が必須です
🧱 危険なブロック塀等の安全対策工事補助
補助額:撤去費の3分の2(上限20万円)対象:避難路沿いで、延長1m超・高さ1m超のもののうち、点検により改善が必要と判定されたもの注意:事前申請が必要です
☀️ 太陽光・蓄電池・断熱改修の補助【枠が2種類】
★重点対策加速化事業(受付停止中):太陽光7万円/kW/蓄電池は(蓄電システム+工事費)の3分の1・上限14.1万円/kWh(家庭用)。ただし令和8年7月31日時点で予算上限に達したため申請受付を停止しています。市は10月に追加予算の可能性があるとしています条件(重点対策):自家消費率30%以上、FIT/FIP非認定、ソーラーカーポートは不可再エネ・省エネ・蓄エネ機器導入費補助金:4月17日から受付中ですが、補助額が市のページ本文になく「申請の手引き」PDFにしか載っていません既存住宅断熱改修等省エネ対策費補助金:窓・玄関ドア(SII登録製品)などが対象。こちらも金額は本文に記載がありません確認先:環境都市課(046-872-8123)
♻️ 家庭用生ごみ処理容器等の購入費助成
補助額:購入価格の5分の4・上限3万円対象:市内在住で自宅で使用する方回数:非電動は年度に1台、電動は5年経過後に再申請できます注意:購入から1年以内に申請してください
⛰ 防災工事費助成制度(がけ崩れ・立木倒壊・水害防止)
★状況:制度は「逗子市防災工事費助成金交付要綱」として実在しますが、現在の市サイトに到達できるページがありません内容:がけ崩れ・立木倒壊・水害を防ぐ工事費や、木や竹の伐採費の一部を助成条件:助成対象の崖において、急傾斜地崩壊対策工事の工法と同等の工法であることなど★金額:要綱にしか載っておらず、確認できませんでした確認先:都市整備課(046-872-8162)に直接お問い合わせください
👶 出産・子育ての支援
🍽 学校給食費【小学校は無償・中学校は月6,960円】
小学校:令和8年度から完全無償。市のページに「負担なし」と記載されています中学校:月額6,960円(実際に食べた数により年度内で調整)根拠:小学校は国の補助に市費を上乗せして、質を維持しながら保護者負担をゼロにしています。中学校は学校給食法により食材費が保護者負担のままですひとこと:中学校の月額6,960円は、県内でも高めの水準です
🎓 逗子市奨学金【給付型・年額10万円】
金額:年額100,000円(30名程度)性格:返す必要のない給付型です対象:市内在住で、令和8年3月に中学を卒業して高校に進学する方所得要件:県民税+市民税の所得割の合計が507,000円未満★注意:令和8年度分の募集は終了しています(申請期間は令和8年2月2日〜2月27日でした)。来年度に向けて時期を押さえておきましょう
📚 就学援助
内容:学用品費・給食費・修学旅行費などの一部を援助します所得の目安:大人2人+小学生1人で約297万円、大人2人+小中学生各1人で約363万円注意:費目ごとの支給額は市のページ本文に記載がありません窓口:市役所5階の学校教育課。郵送は不可で、窓口に行く必要があります
🤰 妊婦のための支援給付・産後ケア
妊婦支援給付:妊娠届出時5万円+出産予定日8週前以降5万円(計10万円)産後ケア(利用者負担):宿泊1泊2日13,000円(延長6,500円/日)/日帰り3,500円/訪問500円+交通費500円回数:通算7日以内。産後1年未満の母子が対象減免:非課税世帯などは減免があります(利用前の申請が必須)
🧬 不妊治療・不育症の助成
生殖補助医療費(不妊治療):1年度あたり上限5万円。年1回、通算2回まで不妊の対象:夫婦いずれかが市内在住。保険診療の体外受精・顕微授精と併用した先進医療。治療終了日から1年以内に申請不育症治療:費用の2分の1、年度上限30万円(年1回)不育症の条件:法律婚、市内在住、市税の滞納がないこと、前年所得の合計が730万円未満であること
🏥 小児医療費助成・ひとり親家庭等医療費助成
小児医療費の対象年齢:市の原文で「医療費は、令和5年4月診療分より18歳に達した日以降の最初の3月31日まで助成します」★所得制限:市のページには「所得制限あり」と書かれ、詳細ページへのリンクがありますが、そのリンク先が現在404で開けません。このため基準額や具体的な中身は確認できませんでした確認先:教育部子育て支援課(046-872-8117)ひとり親家庭等:こちらも所得制限あり★ひとり親家庭等福祉手当:逗子市独自で月額6,000円(所得制限あり)
👂 高齢者への支援【補聴器3万円・免許返納7,000円】
★補聴器購入助成:上限30,000円(詳しい要件は市のページ本文に記載がありません)★ふれあいパス購入費助成:市民税非課税の方 4,000円/運転免許を自主返納した方 7,000円(返納時に65歳以上)入浴助成券:1回の利用につき自己負担200円福祉配食サービス:利用者負担 1食432円福祉緊急通報システム:月額3,300円+消費税(市民税非課税世帯は無料)
🩺 国民健康保険の人間ドック費用助成
助成額:1人あたり上限10,000円(対象期間中に1回)対象:申請時に逗子市の国保に加入している40〜74歳の方。保険料を完納していること条件:同じ期間に特定健診を受けていないこと★期限:受診対象期間・申請期限とも令和9年3月31日。e-kanagawaで電子申請ができます注意:脳ドックの補助は市公式サイト上で確認できませんでした
💍 結婚・移住・定住の支援
🏠 逗子市空き家バンク
内容:空き家の登録・マッチングの制度です注意:これ自体は補助金ではありません。お金が出るのは上で紹介した「空き家流通促進補助モデル事業(最大70万円)」のほうです窓口:まちづくり景観課(046-872-8124)
🔎 結婚新生活支援・移住支援金について
結婚新生活支援事業も移住支援金も、逗子市の公式サイト上で確認できませんでした。「移住・定住」のページにあるのは「逗子で暮らそう!!」「移住相談」「移住セミナー」「かながわ移住フェア2026」といった情報提供で、個人向けの給付金のページはありません。小規模な市ならではの手厚さは、子育て(給食無償・不育症30万円)と高齢者福祉のほうに出ていて、結婚・移住系はむしろ薄いというのが実際のところです。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
👶 小さなお子さんがいる家庭
・学校給食費は小学校が完全無償/中学校は月額6,960円・産後ケアは通算7日以内(訪問なら500円+交通費500円)・不育症治療費は年度上限30万円(前年所得合計730万円未満)
👵 65歳以上のご家族がいる人
・補聴器購入助成 上限30,000円・運転免許を返納したらふれあいパスの購入費を7,000円助成(非課税の方は4,000円)・国保の人間ドック助成 上限10,000円(令和9年3月31日まで)
🏚 空き家を持っている・売りたい人
・空き家流通促進補助モデル事業(最大70万円)・まず空き家アドバイザー派遣制度を使うことが条件です・今の受付状況はページから読み取れないので、まちづくり景観課に確認を
👪 ひとり親家庭の方
・ひとり親家庭等福祉手当 月額6,000円(逗子市独自)・ひとり親家庭等医療費助成(所得制限あり)・就学援助は市役所5階の窓口へ。郵送では受け付けていません
⛰ 家ががけの近くにある人
・防災工事費助成制度(がけ崩れ・立木倒壊・水害防止の工事費、木竹の伐採費の一部)・ただし市サイトに到達できるページがなく、金額が確認できません・都市整備課(046-872-8162)に直接問い合わせるのが確実です
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①「予算がなくなり次第終了」の制度がある
省エネ設備の補助や住宅系の支援は、年度ごとに予算の枠が決まっています。人気の制度は年度の途中で受付が終わることもあるので、早めの確認・申請が安心です。
📄 ②「工事や契約の前」に申請が必要なことが多い
リフォームや設備の導入、耐震診断・改修は、契約や着工の前に申請(や事前相談)が必要なケースがよくあります。動き出す前に、対象になるか・申請の順番はどうかを必ず確認しましょう。
🔗 ③ 最新情報は必ず公式ページで
金額・対象・期間は年度ごとに変わります。このページはあくまで入り口として使い、申請時は各制度の公式ページや担当窓口で最新の内容を確認してください。
まとめ|逗子市の補助金は「使えるものを知る」ことから
逗子市の補助金は子育てと高齢者福祉に厚く、結婚・移住系は薄いという構成です。小規模な市だから何でも手厚い、というわけではありません。
子育てで大きいのは小学校給食費の完全無償化です。一方で中学校は月額6,960円のままで、県内でも高めの水準。この小中の差は、国の負担軽減事業が小学校を対象にしているためで、逗子市に限った話ではありませんが、金額の差はしっかり効いてきます。
高齢の家族がいる方に知っておいてほしいのが補聴器の購入助成 上限30,000円と、免許返納者へのふれあいパス7,000円助成です。返納支援を独立した制度にせず、交通費の助成に組み込んでいるのが逗子のやり方で、「免許返納 補助金」で検索しても見つけにくいところにあります。
空き家を持っている方には空き家流通促進補助モデル事業の最大70万円を。「売却前に必要になった費用」をここまで見る市は多くありません。ただし市のページの受付期限が「令和8年6月30日まで」と書かれたままで、今も受け付けているかがページからは読み取れません。必ず電話で確認してください。
最後にひとつ注意を。逗子市は旧サイトのURLが軒並み404になっていて、検索から来ると制度に辿り着けないことがあります。特に「小児医療費助成・所得制限」のページが開けません。所得制限があること自体は現行ページに書かれていますが、その基準額は確認できませんでした。該当しそうな方は子育て支援課(046-872-8117)へ。
金額や受付期間は年度ごとに変わります。このページは入り口として使っていただき、申請するときは必ず各制度の公式ページで最新の内容を確認してください。
